丹後広域振興局

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大手川河川改修工事「下流工区工事見学会」の開催結果について

-未来へつなぐ大手川の工事現場を歩いてもらいました-

次代を担う地域の子供たちに河川改修や橋梁の架け替えなどの工事を実際に見て、公共事業への関心を深めてもらうため、「大手川工事調整連絡会」が主体となって、隣接する宮津小学校の4年生を対象に総合学習の一環として見学会を行いましたのでその概要をお知らせします。

実施日時

  • 平成20年7月16日(水曜日) 午前9時から午前11時40分まで

実施場所及び内容

工事見学

  • 下流工区内の工事現場で、護岸工事と橋梁工事についての概要を説明
  • KTR工事用桟橋の上で記念撮影

対象者

  • 宮津小学校4年生(99名)

実施状況

平成16年の台風23号では、2400棟以上の浸水被害があり、中には自宅の浸水の経験があったり、また、浸水で小学校のグラウンドが使えなくなったりと、大変な経験をした児童もいると思います。

二度とあのような大規模な水害がないよう、現在、がんばって大手川改修を進めていますが、実際にどのような工事をしているのか、現地で具体的に見ていただくことができました。

ここでは、見学の様子を開始から終了まで写真で順にご覧いただきたいと思います。


見学会の出発前、東井災害対策室長からあいさつしました。


工事調整連絡会が作成した分かりやすい資料で説明し、真剣に見ている児童たち。


土木事務所の職員から説明して、さあ、出発です。


最初の現場(カヤ・河嶋JV)で施工している工事の内容や使っている機械の説明をしました。


次の現場に移動中です。


鶴美・永田JVの現場では、JVの社員から中橋の工事の様子について、模型を使って説明しました。


杭の施工方法について、土とコンクリートを使って実演しました。後日、中橋展望台に固まったミニチュアの杭を展示します。


中橋の橋脚の工事現場を見学し、みんな、その深さにビックリしていました。


安田・入柿JVの現場では、目の前で矢板工の施工を見学しました。打ち込み枚数などについて質問があり、その枚数の多さに、またまたビックリしていました。


金下・きしべJVの現場では、建設機械(ローラ、グレーダ)などについて見学しました。


タイヤローラに試乗し大満足の生徒。



グレーダーにも試乗してもらいました。

やはり子供たちは乗り物が大好きです。


最後の現場に移動中です。


最後の現場は大鉄・金下JVの現場です。
KTR(北近畿タンゴ鉄道)宮津川橋りょうの架け替え工事の現場で、そのスケールの大きさにビックリ。鉄橋を真横から見学してもらいました。

最後に見学会を記念して、KTRの工事現場の線路横に組まれた大きなステージの上で、各クラスごとに記念撮影を行いました。


4年1組のみなさん


4年2組のみなさん


4年3組のみなさん


ちょうど列車が来る時間が近づき、真横で列車を見ることとなり、列車が来るのを心待ちにしている児童たちでした。


列車(丹後ディスカバリー)が通過し、列車に「片手水平上げ」を行いました。

「片手水平上げ」は、列車の運転士に安全に待避していることを気づいてもらうということ、そして自ら待避しているという意識を持ち続けることを目的としています。


列車の通過も見学して、全ての見学を終えて、児童や工事関係者の全員で記念撮影をしました。


見学を終えて、学校に帰ります。


学校に帰ると、児童の代表から工事調整連絡会の関係者にお礼の言葉をいただきました。

工事調整連絡会として、参加した児童には大変貴重な経験をしていただいたものと思います。

JVとは

JVとは、「joint venture」の略。資金力・技術力・労働力の調達などからみて、一企業では請け負うことのできない大規模な工事・事業を複数の企業が協力して請け負うこと。共同企業体のこと。

見学会を終えて

工事調整連絡会の各請負者のみなさんが、いろいろと工夫を凝らし、分かりやすい資料の作成、分かりやすい説明を行われました。その頑張りに感謝しています。


(工事調整連絡会が作成された分かりやすい資料)

今回、多くの児童を対象にしての見学会でしたので、移動などに時間が掛かって、少々予定が変わってしまいました。

それでも、児童には、土木工事の大変さやおもしろさなど、いろいろな意味で勉強していただけたのではないかと思います。

今回の取り組みが、将来、大人になり、社会人として就職や社会活動に参画するときに、きっと何らかの形で役に立つのではと思います。中には、土木工学に興味を持って、技術屋さんになっていただける児童もいれば幸いです。

今後も、このような取り組みを実施していければと思います。

学習用教材の提供

大手川改修について、前もっていろいろと知っておいていただき、現地で更に理解を深めていただければという思いから、見学会に先立ち、宮津小学校に「子供副読本(大手川改修)」を提供しました。


丹後土木事務所東井災害対策室長から宮津小学校の先生にお渡ししました。 

大手川工事調整連絡会とは

大手川激特事業のうち、KTR宮津川橋りょうから下流区間の工事において、周辺道路の利用調整や近隣住民の方々からの要望に効果的に対応するため、京都府丹後土木事務所と各工事請負業者で構成する組織です。

お問い合わせ先

丹後土木事務所 災害対策室 ダイヤルイン電話 0772-22-3243

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丹後広域振興局建設部 丹後土木事務所

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