山城広域振興局
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放置竹林の内部と整備された竹林
山城地域では、戦後、収益性の高いタケノコ経営が盛んとなり、竹(モウソウチク)が積極的に植えられてきました。しかし近年では輸入タケノコの増加や竹製品の利用の減少、さらに担い手の減少などで放置される竹林が増えています。
放置竹林の竹の根は周囲へと侵出し、そこに生育する樹木の健全な成長を阻害します。また、多くの植物は竹より背が低いために陽光を遮られ、やがて枯死していきます。山城地域では山の頂上まで竹が侵入したところも見られ、放置竹林の拡大を防止すること、伐採した竹を資源として有効活用することが重要な課題となっています。
造林地などに侵入した竹を除去するための対策を講じて放置竹林の拡大防止策を推進します。
このため、市町村や関係団体、地域住民の方々と連携して、放置竹林の拡大を防止するとともに竹林の整備を推進します。さらに、NPOやボランティア団体との連携を深めネットワーク作りを進めます。
竹炭や竹酢液の利用拡大を図ります。また、関係者と新たな製品の開発や利用方法を考えます。さらにいろいろな機会に竹や竹炭・竹酢液の持つ良さをPRします。
放置された竹林を再生するため、各地で森林ボランティアが結成され、活動されていますが、放置竹林の整備方法については手探りのケースが多い状態です。このため京都府山城広域振興局では京都府立大学森林ボランティアサークル「森なかま」の協力を得て「だれでもはじめられる放置竹林整備マニュアル」を作成しました。
放置竹林整備マニュアル(PDF:2,735KB)
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