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京都の茶生産の歴史

時代 西暦 事項
平安 815年 茶が飲まれた最も古い記録が見られる。飲んでいた茶は、唐から伝わった餅茶(へいちゃ)とされるもの
1191年 栄西が宋から帰国し、抹茶法を伝えたとされる
鎌倉 1214年 栄西により「喫茶養生記」が著される
南北朝 1360年頃 宇治に茶園が開かれる
室町 1400年頃 都で一服一銭茶売りがみられ、喫茶風習の庶民化が伺われる
同年頃 茶の湯、挿花が流行し始める
1502年 村田珠光(むらたじゅこう)没 : 大徳寺の一休宋純に禅を学びそれに茶の湯を加味し、茶禅一味の茶道を創始、のちの紹鴎、利休へと続く
1555年 武野紹鴎(たけのじょうおう)没 : 四畳半座敷など小座敷を創建、茶の湯にわびの境地をひらいた  鴎は正式にはへんが「はこがまえ」に「品」、つくりが「鳥」
安土桃山 1591年 千利休(せんのりきゅう)没 : わび茶を大成させ、四畳半以下の小座敷を構築した 豊臣秀吉の茶人として絶対的な権力を有するが、後に秀吉により切腹させられる
1600年頃 宇治で茶園の覆いが見られるようになる
江戸 1615年 古田織部(ふるたおりべ)没 : 利休の高弟で織部流の祖、利休の気風に、武家社会の習慣を取り入れた
1647年 小堀遠州(こぼりえんしゅう)没 : 利休、織部より受け継いだ茶風に桃山時代の気風を取り入れて、綺麗さびといわれる江戸初頭の茶風を創出した
1738年 永谷宗円(ながたにそうえん)が良質の煎茶製造に成功する
1834年頃 この頃、玉露が創製される
明治 1884年 揉み茶製造の機械化が始まる
大正 1919年 てん茶製造の機械化が始まる
1925年 京都府立茶業研究所(現在の名称は京都府立茶業研究所)が創立される
昭和 1948年 網胴回転攪拌型蒸機が考案される
1950年 緑茶の旨味成分テアニンが発見される
1953年 「やぶきた」が品種登録される
1954年 「あさひ」「こまかげ」「さみどり」等を京都府奨励品種とする
1960年頃 以降府内の品種園化が進む
1969年 茶業研究所が現在地(宇治市白川)に移転
1971年 化学繊維二段被覆が開発される

お問い合わせ

農林水産部京都府農林水産技術センター 茶業研究所

宇治市白川中ノ薗1

ファックス:0774-22-5877

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