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茶生育等予測マッピングシステム

茶園毎に気温や生育状況が予測できるスマートシステム

京都府の茶園は中山間地に位置していることが多く、茶園毎に気温や生育が異なったり、近年の異常気象により、栽培管理適期判断が難しくなってきています。

そこで、茶業研究所では茶園毎に気温や生育状況を予測できる「茶生育等予測マッピングシステム」を開発しました。(PCまたはスマホで閲覧可能)

京都府内の茶生産者であれば無料でご使用いただけますので、是非、ページ下にある申請フォームから登録申請してみてください。

マッピングシステム画面1 マッピングシステム画面2

 

機能

  • 茶園単位で日平均・日最高・日最低気温を予測(7日先まで予測可能)
  • 次の栽培管理に役立つ情報を予測(予測された日の最長7日前からメールでお知らせ)
  1. 降霜がある日
  2. 摘採期
  3. クワシロカイガラムシの孵化時期(防除適期)

「茶生育等予測マッピングシステム」のしくみ

背景

  • 全国的に様々な作物で、気象データを活用した栽培管理の需要が高まる
  • 中山間地では、標高、斜面の向き、風の抜け方等により、畑ごとに気象が異なる
  • 気象観測装置の設置は、初期投資や維持費が大変

⇒常設装置を必要とせず、中山間地でも精度よく50m四方単位で気象を予測可能な技術(50mメッシュ精密気象予測技術)を農研機構が開発

「茶生育等予測マッピングシステム」は、この技術を用いて茶園単位で茶の栽培管理に関する予測を行います

 

気象観測装置

50mメッシュ精密気象予測技術

役割

設置地点の気象データの観測

目的地点の気象(気温のみ)データの予測

主な違い

装置の設置・維持管理が必要

装置が不要

数分毎のデータが得られる

日平均・日最大・日最低気温しか得られない

実測データを得られる

実測データは得られない

実測データが得られるのは装置を設置した場所のみ

利用可能地域内であればどこでも予測可能

その他

 

事前にメッシュ推定モデルの構築が必要(茶業研究所がモデルを構築)

利用可能地域

  • 山城地域の茶園:R2.4~
  • 丹後地域の茶園:R5.5~
  • 中丹地域の茶園:R6年春(予定)

京都府外の茶園ではご利用いただけません。

登録・利用方法

  1. アカウントの新規登録(申請フォーム(外部リンク)
    ※申請時に氏名と登録したい茶園の緯度・経度を入力いただきます。
    (登録できる茶園は最大3ヶ所)
  2. 事務局から、茶園が紐付いた個別のアカウントとログインURLを配布
  3. 配布されたアカウントとパスワードでログイン

本システムのご利用は京都府内茶生産者に限ります。

お問い合わせ

農林水産部京都府農林水産技術センター 茶業研究所

宇治市白川中ノ薗1

ファックス:0774-22-5877

ngc-chaken@pref.kyoto.lg.jp