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ツキノワグマについて(出没情報)

近年、京都府北中部地域を中心に果樹園や集落周辺などでツキノワグマを目撃したり、足跡などの痕跡を発見したりといった出没情報が多く寄せられています。

秋期は12月から3月にかけての冬眠期に向けてエサを多く採取する時期であり、クマの行動も活発になると考えられます。

今年はブナ科種子(どんぐり)が凶作であり、例年より増して出没する可能性が危惧されます。

山の中または近辺での農作業や散歩等の際には、鈴やラジオなど音の出るものを携帯し、人間の存在をクマに知らせるようにしてください。

目撃情報の地図検索は京都府内のクマ出没情報マップ(外部リンク)

(参考)ブナ科種子(どんぐり)の豊凶調査:クマの食料であるブナ科種子の調査を実施しています。

  • 令和6年度(PDF:155KB)←詳細はこちらをクリックしてください。
  • なお、結実状況には地域差があり、地域によっては今後冬眠前のクマが餌を求めて集落等へ出没する可能性がありますので、注意をお願いします。

〈環境省HP〉クマに関する各種情報・取組(外部リンク)

  • (参考)狩猟に関する情報はこちらから御確認ください→狩猟について

次の点にご注意ください。

  • クマが活発に行動する朝夕は、特に注意が必要です。できるだけ単独行動は避け、複数で行動してください。
  • 霧の深い日のような先が見えにくい時、風の強い日や川の近く等ほかの音が大きい時には、クマが人の気配に気がつかず、遭遇の危険が高いので、特に注意してください。
  • 子グマを見かけた場合は、近くに親グマがいる可能性が高いので、急いでその場を離れてください。
  • 人家近くにある柿などの果樹は、トタン板で幹を囲み、早めに収穫してください。必要のない木なら除去してください。
  • クマを呼び寄せないため、家の周りに生ゴミ等のエサとなる物を捨てたり、ゴミ箱を放置しないようにしてください。
  • クマを見かけても決して近づかず、すぐに最寄りの京都府広域振興局、京都府京都林務事務所、市役所、町村役場、警察署へ連絡してください。

京都府丹後広域振興局:0772-62-4310

京都府中丹広域振興局:0773-62-2593

京都府南丹広域振興局:0771-22-0426

京都府山城広域振興局:0774-21-3212

京都府京都林務事務所:075-451-5724

 

京都府のツキノワグマ表紙

表紙(PDF:1,013KB)

  1. ツキノワグマについて(PDF:594KB)
  2. 山でクマと会わないために/家の近くにクマを引き寄せないため/会ったときにあわてない興奮させないために(PDF:689KB)
  3. 京都府での出没事例/ツキノワグマ出没対応マニュアル(PDF:628KB)
  4. クマ剥ぎ被害防止マニュアル(PDF:796KB)
  5. ツキノワグマとの共生に向けての取り組み(PDF:649KB)

注※上記の冊子作成後の情勢の変化等により、一部現状の取扱いと異なる箇所があります。なお、主な相違点は下記のとおりです。

1.京都府のツキノワグマについて絶滅寸前種と記載されていますが、個体数が増加したことから、令和3年度に要注目種に変更されました。(参考:京都府改訂版レッドリスト2021(哺乳類・鳥類)

2.京都府におけるツキノワグマの狩猟については、個体数増加により令和3年度の狩猟期から再開しています。

3.クマ剥ぎ被害防止事業及び有害鳥獣防除施設設置事業は廃止されています。なお、農地の侵入防止柵設置に係る支援については、お住まいの市町村の農業関係窓口にお問い合わせください。

 

写真:ツキノワグマ

お問い合わせ

農林水産部農村振興課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-5039

noson@pref.kyoto.lg.jp