貴重書データベースで京童を見る
明暦4(1658)年に刊行された京都で最も古い名所案内記です。京童の案内によって洛中洛外を廻る形をとっています。挿絵や著者自作の狂歌を加えながら、神社、仏閣、名所旧跡の由来、伝説等を記しています。実用性と娯楽性を兼ね備えた名所案内記の先駆であり、後続の京都の地誌に影響を与えました。
著者の中川喜雲は丹波国馬路村(亀岡市)の生まれで、京都に出て医学を学ぶとともに、古典学者北村季吟の門人でもありました。
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