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トップページ > 安全な暮らし > 特殊詐欺 > 高齢者施設入居権の譲渡を名目とした詐欺の電話にご注意ください

高齢者施設入居権の譲渡を名目とした詐欺の電話にご注意ください

京都府内では、令和4年以降、実在する企業名を装って「新しくできる高齢者施設の入居権を譲ってほしい。」などと電話をかける架空料金請求詐欺の電話が増えています。詐欺の電話に十分注意してください。

どのような詐欺?

≪ポイント≫
  • 実在する会社またはその関連を窺わせる会社を装っている。
  • 高齢者施設入居権が当選したが、「他人へ権利を譲ってほしい。」等という話をする。
  • 「権利を譲った。」ことへの「謝礼」や「名義貸しで犯罪だ。」等と、お金を振り込むよう要求する。
  • 関係者(企業や官公庁、弁護士等)を装った電話が複数に亘ってかかってくる。
≪サギ電話の例≫

以下は実際にあった電話の一例です。
いわゆる「劇場型」で、まるで演劇のように複数の人物が登場するストーリーが仕立てられており、話が①→②→③と展開します。

 

①【入居権に関する電話】
 犯人 △△ホールディングスの××です。
    ○○市に新しくできる介護施設の入居権が当選しました。
    入居されますか?
 (これを受け、「いいえ、結構です。」と応答)
 犯人 それでは、他の人に権利を譲ってほしい。
 (これを受け、「どうぞ。」と応答)


②【謝礼の電話】
 犯人 △△ホールディングスの××です。
    権利を譲っていただき、ありがとうございました。
    お礼をお送りします。
 (これを受け、「必要ありません。」と応答)


③【振込の要求】
 犯人 □□損害保険の××です。
    金融庁の調査が入っています。
    権利を譲ったことは名義貸しで犯罪です。
    既にお金を振り込んでいますが、口座が凍結されます。
    差し押さえられる前に振込をしてください。
    振り込まなければ家族にも迷惑がかかります。

被害に遭わないために

  • 申し込んだ事実(身に覚え)のない、「あなたに権利がある。」や「当選した。」等を謳(うた)った電話やメールは詐欺の可能性が高いことから、相手の話に応じてはいけません。
  • 慌てて、お金を振り込んだり、相手の要求に応じないでください。
  • まずは、周りの家族や警察に相談してください。誰かに話すことで、冷静になることができます。

ATMでの携帯電話の通話は、しない、させない

特殊詐欺の犯人が、被害者に振込先を指示する際、ATMコーナーから携帯電話で電話をさせ、通話しながら振込先を指定する場合があります。

取組の詳しい内容はこちら

お問い合わせ

京都府警察本部捜査第四課特殊詐欺対策室

京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番地3