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カエルツボカビについて

カエルなど両生類に感染するツボカビにご注意ください。

平成18年12月に日本で初めてペットのカエルからツボカビ症例が確認されました。

また、平成19年6月に屋外のウシガエルから感染例が確認されました。

京都府内での確認事例はありませんが、野外に感染が拡大した場合、カエルをはじめとする在来の両生類に深刻な影響を及ぼすことになります。

カエルなどの両生類が急激に減ると、害虫が増え農業被害につながったり、カエルを食べる動物も減少して生態系の破壊を招く可能性があります。

ツボカビ症について正しい知識を身につけ、ペットのカエル等の取扱には十分注意してください。

ツボカビ症とは

両生類の皮膚に含まれるケラチンを分解して生きている真菌(カビ)です。日本ではこれまで確認されていませんでした。

水を介して他の両生類に感染します。高い致死率(90パーセント以上)が報告されています。

人間を含むほ乳類、鳥類、は虫類、魚類には感染しません。

飼育個体の様子がおかしかったら

  • 一般の飼育者の方がツボカビ症を診断することは困難です。
  • 生きている個体は他の両生類から隔離し、お近くの動物病院にご相談ください。(ツボカビ症は獣医師の治療で治る場合もあります)
  • 死んだ個体は、厳重に封をして、可燃ごみとして処理してください。決して庭に埋めたり、野外に捨てないでください。
  • 飼育に使用した器具や排水は、漂白剤などで消毒してください。(廃棄する場合もかならず消毒してください)
  • ツボカビ症になっていなくても、飼育している両生類を絶対に野外に逃がさないでください。

参考ホームページ

環境省ホームページ「両生類等の新興感染症について」

https://www.env.go.jp/nature/intro/bd-kentou/index.html(外部リンク)

 

お問い合わせ

総合政策環境部自然環境保全課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4705

shizen-kankyo@pref.kyoto.lg.jp