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考えてみようデートDV ずっと「シアワセ」でいるために

「デートDV」は、カップル間で起こる暴力のことです。誰にでも起こりえる身近な問題で、「自分のことかも…」と気づくことがとても重要です。

デートDV(カップル間で起こる暴力)について

 デートDV予防啓発冊子の表紙(PDF:3,711KB)

デートDVは、カップル間で起こる暴力のことです。「愛しているなら、相手が自分の思いどおりになるのが当然」と考え、コントロールしようとする態度や行動のことをいいます。殴る、蹴るだけが暴力ではありません。暴力の種類はさまざまです。どの暴力もこころとからだを傷つけます。
恋愛中のあなた、そして、これから恋愛をするかもしれないあなた・・・デートDVは誰にでも起こりえる身近な問題で「自分のことかも…」と気づくことがとても重要です。
※あなたの恋愛傾向はどんなタイプなのでしょうか?冊子をダウンロードしチャートで自分のことを見つめ直してみませんか。

>デートDV防止啓発冊子「考えてみようデートDV」(PDF:3,711KB)


交際相手からの被害経験あった12.6%

さまざまな暴力

どんな理由があっても、暴力を受けていい人なんていないのです。また被害者は女性に限りません。

こころへの暴力

  • 脅す、大声でどなる
  • 無視する
  • 行動を監視・制限する
  • 交友関係を監視・制限する
  • スマホをチェックする など

からだへの暴力

  • 殴る・たたく・蹴る
  • 腕をつかむ
  • 髪を引っ張る
  • 縛るなどして自由をうばう
  • ものを投げつける など

性的な暴力

  • 相手が嫌がるのに体をさわる、キスをする
  • 性的な行為を強要する
  • 下着姿や裸の画像・動画を撮る、
    送信する
  • 避妊に協力しない
  • 中絶を強要する など

経済的な暴力

  • デート代をすべて払わせる
  • 借りたお金を返さない
  • 外で働かせない・仕事を辞めさせる
  • 生活費を渡さない
  • 貯金を勝手に使う など

 

デートDVはどうして起こるのでしょう?

暴力を軽く考えていませんか?
「恋人だから、何か理由があったら暴力をふるっても(ふるわれても)仕方がない」
・・・あなたはどう思いますか。暴力は決して許される行為ではなく、ふるう方が悪いのです。


 

「女らしさ」「男らしさ」を期待していませんか?「女の子はおとなしい方がかわいい」「男なんだからリードしてほしい」
・・・固定的な観念にとらわれ、社会的な役割や態度、行動を決めつけていたら、対等な関係が築けません。

 

 


 

「束縛」が愛だと思っていませんか?
好きだからといって束縛する・・・嫌われたくないから我慢する・・・。
それが愛情だと思い込んでいませんか。最近はインターネットの影響により、メールやSNSで、一緒にいない間も相手を束縛することができるようになっています。お互いに相手の時間や意思を尊重し合うことが大切です。

デートDVのサイクル

  • イライラ期
    【加害者】
    ささいなことでイライラし、威圧的になる
    【被害者】
    相手の顔色をうかがう、ビクビクしておびえる
  • バクハツ期
    【加害者】
    怒りをコントロールできなくなり、DVが激しくなる
    【被害者】
    何がなんだかわからなくなる、絶望感・無力感に陥る
  • ラブラブ期
    【加害者】
    「もう暴力をふるわない」と謝り、別人のように優しくなる
    【被害者】
    「やっぱり愛されている」「もう一度信じよう」「自分がいなくては」

このサイクルを繰り返すと感覚が麻痺し、暴力がエスカレートしていきます。

DVは犯罪にも

交際相手との間で起こる行為は、刑法で罰せられることがあります。

  • 殴る、蹴る、凶器を振り回す・・・暴行罪
  • 怪我を負わせる、PTSDなど精神的障害を負わせる・・・傷害罪
  • 危害を加えてやるなどと脅す・・・脅迫罪
  • 部屋に閉じ込め帰さない・・・監禁罪
  • 無理やりの性交渉またはその未遂・・・強制性交等罪または強制わいせつ罪
  • また、つきまとい等は、「ストーカー規制法(ストーカー行為等の規制等に関する法律)」という法律で罰せられることもあります。
  • さらに、SNS等の普及により、「リベンジポルノ防止法(私事性的画像記録の提供等による被害の防止に関する法律)」が施行されました。軽い気持ちでの撮影や送信が、取り返しのつかない事態を招くことがあります。親しい間柄でも一線を引くことが大事です。

「両者が同意しないと別れられない」と思っている人が多いですが、相手の同意は必ずしも必要ありません。「こわい」と感じたら逃げること。特に人気のない場所で、二人きりで別れ話をすることはとても危険です。カフェやレストランなど、人のいる場所で話しましょう。
あなたの人生はあなたのもの。そして、あなたの幸せを願い見守ってくれている人がいることを忘れないでください。

相談窓口へ

デートDVは、「一人で」「自分たちだけで」解決することがとても難しい問題です。もし自分がデートDVの被害にあったら、反対に大切な人を傷つけて悩んでいたら、なるべく早く、信頼できる人に相談するか、裏面の相談窓口に電話してください。匿名でもかけられます。プライバシーは必ず守られます。

>相談窓口一覧のページへ

 

 

 

お問い合わせ

文化生活部男女共同参画課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4293

danjokyodo@pref.kyoto.lg.jp