(3) 管理作業の省力化
1)養殖容器の付着物対策
1養殖容器の交換
試験では、付着物のついた容器を掃除して、そのまま使っていましたが、この方法で大量の養殖をすると作業時間がかかりすぎます。そこで、毎回新しい容器に交換することにしました。付着物の関係で2ヶ月おきに1回交換しますが、一度に全部を交換するのならば養殖数の2倍のコンテナを準備する必要があります。毎月半分量を交換するならば、養殖数の1.5
倍のコンテナを準備します。交換したコンテナは、後日掃除しますが、付着物の掃除は乾燥後行えば比較的容易にできます。
網ふたの交換も同様に作業時に交換しますが、養殖開始当初(7〜10月まで)は、害敵生物の侵入を防ぐため細かい網(10mm目合)を、その後は25mm目合のものを用います。準備する網ふたはコンテナと同じ数が必要です。
2防汚剤の利用
防汚剤は網ふたにも応用でき、防汚剤を塗っておけば、無処理の場合は1カ月で交換が必要な10mm目合の網ふたを用いる場合でも2ヶ月持ちます。7月半ばから9
月半ばまでの2か月間は、水温が高くトリガイの活力が鈍っている時期であるため、できるだけそっとしておいたほうが生き残りが良くなります。このようなことから、10mm目合のふたに防汚剤を塗っておくことは必要です。ちなみに、一枚のふたに必要な防汚剤の費用は約70円です。
3洗浄機の導入
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