(2) 養殖容器の選定
試験では養殖に用いる養殖容器として、内寸61cm×40cm×深さ21cmのもの(通常コンテナ)を試験開始当初から用いました。その後、一度に大量の養殖ができるように100
cm×400cm ×深さ25cmの大型飼育容器用いて試験を行ないましたが、生き残りの点で満足のいく結果が得られませんでした。通常コンテナを用いて同じ条件で養殖していても、生残率に大きなばらつきが見られることがあることから、大型飼育容器で生残率が低かった原因は、飼育容器内で一部の貝が死亡した場合、その貝の腐敗などにより、容器内の水質が悪化し次々と斃死が広がっていったのではないかと考えられました。このようなことから、大型容器はトリガイ養殖には適さないと考えられました。
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