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第4回鴨川流域懇談会
開催概要
日時
- 平成17年12月3日(土曜日)午後2時から5時まで
場所
出席者
- 委員 6名
座長 中川博次(京都大学名誉教授、立命館大学教授)
委員 嘉田由紀子(京都精華大学教授)
杉江貞昭(鴨川を美しくする会事務局長)
田中真澄(岩屋山志明院住職)
新川達郎(同志社大学教授)
西村明美(柊家株式会社取締役)
吉沢健吉(京都新聞社編集局次長)
欠席 金田章裕(京都大学副学長)
村田純一(京都商工会議所会頭)
森谷尅久(武庫川女子大学教授)
- 府・市行政関係者 約30名
土木建築部長、京都市建設局長 ほか関係課担当者
- 一般参加者 約20名
内容
- 事務局説明 「鴨川の治水対策の現状と課題について」河川計画室長
- 基調講演 「水害に強い地域社会づくりについて」 嘉田由紀子
- 議事 「安心・安全の鴨川」をテーマに意見交換
結果
- 鴨川は昭和10年の大洪水以来、大きな浸水被害は発生していないが、最近の豪雨の状況を踏まえると、必ずしも十分安全であると言い切れない。
- 治水対策の長期的目標は、概ね100年に1度の洪水にも対応できること基本とするが、対象流量の決定に当たっては、流域の土地利用形態等を踏まえ十分精査が必要。
- 一方、直ちにこの目標を達成するには様々な課題があることから、中期的な目標に基づく段階的な河川整備を着実に進める必要がある。
- 今後策定する河川整備計画において、上・中・下流の河川特性、氾濫特性などを十分踏まえた、実現可能な計画をしっかりと検討されたい。
- 併せて、万が一の被害を最小限にとどめる手立てとしてのソフト対策について、府・市・地域住民等のより一層の連携により、さらなる充実に努められたい。
- 次回(第5回)は、これまでの総括を行い報告書としてとりまとめを行う予定。
主な意見
委員からの主な意見
- 河川改修や流域対応など様々な組合せによる治水対策を検討すべき。
- 洪水を氾濫させないことも必要であるが、霞堤等の伝統的な治水工法にあるような安全に氾濫させるといった考え方も必要ではないか。
- 現在の地下街は無防備に近く、早急な防災マニュアルづくりが必要ではないか。
- 安全度の向上によって生まれる過度の安心感は、真の安全にはつながらない。「自助」「共助」「公助」のバランスのとれたリスク回避を社会全体で考えるべき。
一般参加者からの意見
- 上流域では土砂置場や資材置場がここ数年増えているように思われる。流域住民がみんなで鴨川を保全しようという合意形成、そのための啓発をお願いしたい。
- 防災関係情報は、受け手側にとってよりわかりやすいものに。
議事録
参考資料
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