オシダ科
カンムリベニシダ
Dryopteris kammurijimensis Mitsuta, nom. nud.
                      | 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし | 
| 選定理由 | 個体数は20株程度。産地は1か所であり、空中湿度の低下にやや弱い。  | 
                  
|---|---|
| 形態 | 有性生殖種のハチジョウベニシダと、無融合生殖種のマルバベニシダとの雑種から派生したと見られる独立種。形態的に両種の中間である。胞子は正常で、無融合生殖型。ベニシダにくらべて葉質やや厚く、ソーラスは中肋寄りに付く。マルバベニシダにくらべて全体大型、葉柄基部の鱗片は濃色。 ◎参照 京都植物25(3): 11-13  | 
                  
| 分布 | 京都府(冠島)。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域(冠島)。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 空中湿度低下。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 全国でただ1か所、京都府冠島の原生林に知られる。当面心配はないが、現地の森林を現状のまま保全する必要がある。  | 
                  
| その他 | 日本固有種  | 
                  
執筆者 光田重幸
