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京都府レッドデータブック2015

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種子植物 レンプクソウ科

カンボク

Viburnum opulus L. var. sargentii (Koehne) Takeda, Viburnum opulus L. var. calvescens (Rehder) H. Hara
京都府カテゴリー

絶滅種

2002年版 絶滅種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし
近畿レッドデータブックカテゴリー なし

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選定理由

大江山で採集の記録があるだけで、それ以来だれも見つけた人がいない。1954年6月25日、竹内敬氏によって採集された標本が京都府立植物園に残されている(村田 1998)。

形態

高さ3~6mの落葉木で、葉は3中裂する。花は5~7月、枝の先に白色の花序を付け、ふちは無性花で、中央は小さな両性花を付ける。

◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)227、原色日本植物図鑑 木本1(保育社)35

分布

本州(広島県からあるが中部以北に普通)、北海道、サハリン(樺太)、千島、朝鮮半島、中国大陸(東北部)、アムール、ウスリー。

◎府内の分布記録区域、特記事項 中丹地域(上記)。学名は、Viburnum opulus var. calvescensが使用されることがあるが、命名規約にもとづくと、var. sargentiiが正しい。
 神園英彦氏の著書『京都の花木百科』(1994年)の166頁にカンボクの写真が出ている。宮津市世屋での11月12日撮影の果実と5月18日撮影の花が出ている。執筆者のひとり赤松富子が本人に尋ねたところ、思い出せないとのこと。「大江山にあるという記録はあるが著者は知らない」とも書いてある。深く山に入った記憶がないので、道端でしょうと言っておられた。この本には京丹後市野間須川の(エゾ)ナニワズも載っている。

種子植物の文献一覧

執筆者 高木俊夫、赤松富子

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