種子植物 キク科
ノコギリソウ
Achillea alpina L.
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A | 
| 選定理由 | 2002年版レッドデータブックで絶滅とされたが、それらしいものが北部地域で見つかっている。  | 
                  
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| 形態 | 草地にはえる多年草。茎は高さ50cm~1mで、狭い翼がある。頭花は9~10月に咲き、白色。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)162、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)63  | 
                  
| 分布 | 北海道、本州、朝鮮半島南部、サハリン(樺太)、中国大陸東北部、東シベリア、カムチャツカ、アリューシャン。北アメリカ。 ◎府内の分布記録区域 北部地域。府内では、全地域の山頂部草地に生き残っていたと思われるが、今は絶滅して見られなくなっている。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 草原の遷移。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 残存が確定すれば、栽培化で維持し繁殖を図る必要がある。  | 
                  
| 改訂の理由 | 「選定理由」に記したように、府内に自生らしいものがあるという情報がある。  | 
                  
| 特記事項 | ヤマノコギリソウなどいくつかの型(変種)に分ける見解があるが、ここでは一括しておく。  | 
                  
執筆者 山本義則、赤松富子
