種子植物 ヒユ科
ヤナギイノコヅチ
Achyranthes longifolia (Makino) Makino
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし | 
| 選定理由 | 生育地や個体数がきわめて少ない。  | 
                  
|---|---|
| 形態 | 丘陵地の湿った樹陰にはえる多年草で、高さ1mくらい。葉は細長く光沢があり、長さ7~20cm。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)54、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)283、f. 127: 5  | 
                  
| 分布 | 本州(関東以西)、四国、九州、台湾、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 京都市域南部や山城地域に自生地があるが、個体数は少ない。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 丘稜部の開発、道路の拡幅工事。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 草刈りなどによって自然遷移の進行を抑える。  | 
                  
| 特記事項 | 葉が楕円形で光沢のないイノコヅチとは随分異なる。山中にはなく平地や丘陵部にある暖地性遺存種である。『大江山草木誌』にも記録がある。  | 
                  
執筆者 西沢信一
