種子植物 キンポウゲ科
オキナグサ
Pulsatilla cernua (Thunb.) Bercht. et C. Presl
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 | 
                          
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| 2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | 絶滅危惧Ⅱ類(VU) | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A | 
                  | 選定理由 | 産地が限られていて、個体数がきわめて少なくなっている。  | 
                  
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| 形態 | 海岸に近い場所や、日当たりのよい山の草地にはえる多年草。根出葉は長い柄があり、2回羽状複葉、裏面に絹毛がある。花は4~5月、鐘状で下向きに咲き、内側は暗紫色、外側は白い絹毛が密にはえている。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)70、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)229  | 
                  
| 分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 記録は全地域からあるが、現在自生が見られるのは丹後地域の一部に限られている。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 草地の開発、遷移の進行、山草家の採集。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 海岸や山頂部の草地の保全。  | 
                  
| 特記事項 | 自生していない北海道と沖縄県を除く全都府県で、レッドリストに挙げられている。  | 
                  
執筆者 西沢信一、光田重幸
