種子植物 キンポウゲ科
オトコゼリ
Ranunculus tachiroei Franch. et Sav., Ranunculus cantoniensis DC. subsp. tachiroei (Franch. et Sav.) Kitam.
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 | 
                          
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| 2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A | 
| 選定理由 | 府内の産地は少なく、個体数も限られている。  | 
                  
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| 形態 | 山間のやや栄養が多い湿地、休耕田などに見られる多年草。茎は直立して高さ40~80cm、開出した毛がある。葉は2回3出複葉、終裂片は細長い。花はキツネノボタンに似た黄色。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)79、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)247、f. 108: 4  | 
                  
| 分布 | 本州(福島県以南)、朝鮮半島。 ◎府内の分布記録区域 南丹地域。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 湿地開発、土地造成、水質悪化。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 見かけは普通の雑草状なので、調査を充分にし、系統保存を図る。  | 
                  
| 特記事項 | 冬場はキツネノボタンに似ているが、成長したものはむしろセリに似ている。  | 
                  
執筆者 光田重幸
