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京都府レッドデータブック2015

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種子植物 セリ科

イブキボウフウ

Libanotis ugoensis (Koidz.) Kitag. var. japonica (H. Boissieu) T. Yamaz., Seseli ugoensis Koidz., Libanotis coreana auct. non (H. Wolff) Kitag.
京都府カテゴリー

絶滅寸前種

2002年版 絶滅寸前種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし
近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種A

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選定理由

近畿以東の日本には広く分布するが、近畿では分布域が限られている。府内では生育地が非常に少なく、現状では絶滅のおそれが高い。

形態

日当りのよい山地の草原にはえる多年草。全体に毛がある。茎は直立し稜線があり、上部は多く分枝する。葉は2~3回
羽状複葉で、小葉は細かく切れ込む。複散形花序の白花を付ける。花期は8~9月。よく似た羽状複葉を持つシラネニンジンでは羽片が有柄で、果実は無毛であるが、本種では羽片が無柄で、果実に毛がある点が異なる。

◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)284、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)20

分布

北海道、本州(近畿以東)、四国。

◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域。

生存に対する脅威

草地開発、土地造成、管理放棄による遷移進行などが減少の主要因である。

必要な保全対策

草地環境(カヤ草地など)の維持を図るためには適度の草刈りなどが必要である。

種子植物の文献一覧

執筆者 田中徹

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