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京都府レッドデータブック2015

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種子植物 オオバコ科

オオアブノメ

Gratiola japonica Miq.
京都府カテゴリー

絶滅寸前種

2002年版 絶滅寸前種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類(VU)
近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種A
オオアブノメ

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選定理由

水田や氾濫原などの撹乱型湿地にはえる一年草で、生育地がきわめて限られている。

形態

茎は直立して高さ10~20㎝、葉は軟らかく、柄がなく、茎を抱く。花は5~7月、柄がなく葉腋に付く。萼は5裂する。アブノメより大型で、萼の基部に2枚の小さい苞葉がある。

◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)102、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)147

分布

本州(宮城県以南)、九州、朝鮮半島、中国大陸(中部、北部)、ウスリー。

◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域(現状不明)、南丹地域、京都市域南部、山城地域北部。

生存に対する脅威

水田の耕地整理、畑地化、除草剤の散布、河川氾濫の減少。

必要な保全対策

湿田、湿地にはほかに容易に見られない小さい植物が多いので、調査を念入りにする。

特記事項

淀川水系の氾濫原では、埋土種子から発芽して再生することがある。近年でも、大阪府で絶滅とされた本種が、高槻市の河川工事跡で再生しているのが発見された。

種子植物の文献一覧

執筆者 高木俊夫、光田重幸

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