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京都府レッドデータブック2015

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種子植物 キク科

メタカラコウ

Ligularia stenocephala (Maxim.) Matsum. et Koidz.
京都府カテゴリー

絶滅寸前種

2002年版 絶滅寸前種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし
近畿レッドデータブックカテゴリー なし

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選定理由

湿地草原にはえる多年草で、生育地が限られ、最近は個体数も少なくなった。

形態

茎は高さ60~100cmで、無毛。根出葉には長い柄があり、心形で長さ25cm。花は6~9月、花茎の先に黄色い花を総状に付ける。頭花に舌状花が1~3個と少ない。

◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)184、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)42、f. 12: 5

分布

本州、四国、九州、台湾、中国大陸(朝鮮半島には分布しない)。

◎府内の分布記録区域 中丹地域(情報のみ)、南丹地域、京都市域。

生存に対する脅威

舌状花が少なく、あまり美しくないので、野生稀少種としての存在感が薄く、雑草と見られている。

必要な保全対策

湿草地の保全(遷移の抑制を含めて)。

特記事項

分布から考えると冷温帯の遺存と考えられるが、決して北方系ではない。日本産キオン属の多くがそうであるように、中国大陸中南部からヒマラヤ方面との関係を示しているところから、キク科の中でも古いグループと考えられる。

種子植物の文献一覧

執筆者 高木俊夫、村田源

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