種子植物 クルミ科
ノグルミ
Platycarya strobilacea Siebold et Zucc.
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 | 
                          
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| 2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし | 
                  | 選定理由 | 京都府内では中部地域の山地に自生があるが、ほかに産地はきわめて少ない。個体数は局所的には比較的多い。  | 
                  
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| 形態 | 落葉高木で、高さ10mくらいになる。葉は奇数羽状複葉で、長さ約30cm。小葉は披針形または披針状長楕円形で、長さ5~10cm、幅1~3cm、先は尖り、葉縁に尖った鋸歯がある。雌花序は枝の先端に1個付き、雄花序は狭円筒状で枝の下に数個付く。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅰ(平凡社)30、原色日本植物図鑑 木本編Ⅱ(保育社)348  | 
                  
| 分布 | 本州(東海以西)、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域(詳細不明)、南丹地域。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 無配慮による森林伐採。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 府内では稀少であることを周知する。  | 
                  
| 特記事項 | 兵庫県や和歌山県では多産するが、何故か京都府や奈良県では産地がごく少ない。宮崎県の絶滅寸前種を筆頭に、少ない府県では指定されている。  | 
                  
執筆者 西沢信一、光田重幸
