種子植物 メギ科
ヘビノボラズ
Berberis sieboldii Miq.
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C | 
                  | 選定理由 | 生育地が湿地周辺に限られ、遷移が進んで個体数が減少傾向にある。  | 
                  
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| 形態 | 貧栄養湿地の周辺にはえる落葉の小低木で、高さ50~90cmになる。枝にとげがある。葉はやや革質で倒卵形、長さ3~9cm。先がとげ状になった細い鋸歯がある。花は総状花序で黄色、果実は球形で赤熟する。 ◎参照 日本の野生植物 木本1(平凡社)129、原色日本植物図鑑 木本編Ⅱ(保育社)174  | 
                  
| 分布 | 本州(中部以南)、九州の暖地。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域(情報のみ)、山城地域(相楽地区)。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 湿地の開発、排水がよくなることによって遷移が進み、草木が茂ると生存が難しくなる。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 稀少種であることの周知。  | 
                  
| 特記事項 | 『京都府草木誌』には頭巾山(中丹地域)が産地として出ている。標本は未見で、産地も飛び離れており、メギ広葉型の誤認かもしれない。  | 
                  
| その他 | 日本固有種  | 
                  
執筆者 西沢信一、光田重幸
