種子植物 ベンケイソウ科
アズマツメクサ
Tillaea aquatica L.
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | 準絶滅危惧(NT) | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A | 
                  | 選定理由 | 府内の産地は非常に少なく、小さな一年草でもあるため個体数が不安定である。  | 
                  
|---|---|
| 形態 | 河川の氾濫原や低湿地にはえる一年草で高さ5cmくらい。茎は基部で分岐し束生する。葉は対生し長さ5mm、幅1mm。5~7月頃白花を葉腋に付け、花柄はない。秋~春型の生長をする。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)140、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)158、f. 81: 2  | 
                  
| 分布 | 北海道、本州、朝鮮半島、千島、ウスリー。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域(現状不明)、乙訓地区。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 植生の遷移、撹乱の減少。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 一年草であるため不安定で、種子保存を優先すべきである。  | 
                  
| 改訂の理由 | 府内の確認産地は、わずか2か所。そのうち1か所では現状不明である。  | 
                  
| 特記事項 | 大阪府では一時絶滅とされたが、河川敷の撹乱後再発見された。  | 
                  
執筆者 西沢信一、近藤和男
