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京都府レッドデータブック2015

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種子植物 オオバコ科

サワトウガラシ

Deinostema violaceum (Maxim.) T. Yamaz.
京都府カテゴリー

絶滅危惧種

2002年版 絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし
近畿レッドデータブックカテゴリー なし
サワトウガラシ

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選定理由

湿地の埋め立て・改変や水田への除草剤使用により、府内のものは大きく減少している。

形態

溜池の縁や水田の湿地にはえる一年草。茎は基部でまばらに分枝して、高さ10~20cm。葉は長さ7~10mmで、先は細く尖る。8~10月、葉腋に淡紫色で唇形の小花を付ける。しばしば閉鎖花を付け、時期の遅いものは開かないことが多い。葉が卵円形から楕円形のものをマルバノサワトウガラシ(府の絶滅寸前種)という。サワトウガラシの葉は細長く、幅1~2mmで先が尖る。

◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)102、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)148

分布

本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸東北部。

◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域、乙訓地区、山城地域。

生存に対する脅威

除草剤の使用、湿地開発、土地造成、水質汚濁による富栄養化。

必要な保全対策

湿地の開発には、その地域の生物調査が必要である。

種子植物の文献一覧

執筆者 高木俊夫、光田重幸

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