種子植物種子植物 キツネノマゴ科
スズムシバナ
Strobilanthes oligantha Miq.
| 京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種A |
| 選定理由 | 山林の陰地にはえる多年草で鞍馬～貴船（永井かな1959年採集）の標本があるが、近年あまり見られない。 |
|---|---|
| 形態 | 茎は高さ30～60cmで四角ばる。葉は柄があり、対生し、脈上に白い毛が目立つ。8～9月茎の上部に淡紫色の短い花序がつく。花冠は唇形で筒部は少し曲がる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ（平凡社）1 25、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ（保育社）118 |
| 分布 | 本州（近畿以西）、四国、九州、朝鮮半島南部、中国大陸中部。 ◎府内の分布記録区域 京都市域。 |
| 生存に対する脅威 | 産地極限、遷移の進行、園芸採集、シカの食害。 |
| 必要な保全対策 | 陰地性で稀な草本だから、詳細な調査を必要とする。シカの防護柵設置が望ましい。 |
| 特記事項 | 石灰岩・緑色岩地を好む。シカは開花部である茎の上半部を食べるので、開花に至らない株が多い。多年草であるからすぐにはなくならないが、種子更新ができず、株の老化が進んでいる。 |
執筆者 高木俊夫、光田重幸
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