種子植物 キンポウゲ科
キクザキイチゲ(キクザキイチリンソウ)
Anemone pseudoaltaica H. Hara
| 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 |
|---|---|
| 2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
| 選定理由 | 産地も、個体数も少ない。園芸用に採集されることもある。 |
|---|---|
| 形態 | 葉は早春に出て、2回3出羽状に深く裂ける。花は早春に茎の先に1個開き、径3~4cm。萼片は8~13枚、花弁状で白から淡紫色。夏には地上部は枯れる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)69、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)233、f. 104: 3 |
| 分布 | 北海道、本州、九州。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域、京都市域北部。 |
| 生存に対する脅威 | 落葉樹林の伐採、林道の拡張や新設。 |
| 必要な保全対策 | 稀少種であることを周知する。地元では親しまれている報春花である。 |
| 特記事項 | 地下茎が地中に横たわっていて、夏に休眠する。水はけのよい、軟らかい土層の発達した落葉樹内や道端の草地にはえる。 |
| その他 | 日本固有種 |
執筆者 西沢信一、光田重幸
