種子植物 アブラナ科
ユリワサビ
Eutrema tenue (Miq.) Makino, Wasabia tenuis (Miq.) Matsum.
                      | 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし | 
                  | 選定理由 | 生育地が限られ、個体数も少ない。  | 
                  
|---|---|
| 形態 | 葉は卵状心形で幅2~7cm、毛がなく、大きな鈍鋸歯がある。秋になると葉柄の基部がふくらんでむかご状になる。(ワサビにくらべて全体小型、葉柄基部がふくれるのが区別点)。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)132、原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)176  | 
                  
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域(まれ)、中丹地域、南丹地域、京都市域、乙訓地区。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 森林の伐採、搬出、林道の開設。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 日本固有の稀少種であることの周知。  | 
                  
| 特記事項 | 生育地は石灰岩や緑色岩のように石灰分を多く含む岩石地帯の、崩壊した礫が溜まる湿った斜面などに限られる。小型で、ワサビのような経済的価値はない。  | 
                  
| その他 | 日本固有種  | 
                  
執筆者 西沢信一、赤松富子
