種子植物
種子植物ウコギ科

ミヤマウコギ

Eleutherococcus trichodon (Franch. et Sav.) H. Ohashi, Acanthopanax trichodon Franch. et Sav.

選定理由	府内では分布域は広いが、個体数（株数）は少ない。
形態	山地にはえる落葉低木で、茎はあまり分枝せず、斜上して高さ1mほどになる。葉は3～5小葉からなり、質は薄い。両面無毛。葉柄に小刺針がある。花期は6月。長枝の先に花序を付け、花序の下の葉はまばらに付く。雌雄異株。 ◎参照　日本の野生植物木本Ⅱ（平凡社）117、原色日本植物図鑑木本編Ⅰ（保育社）192
分布	本州（関東以西の太平洋側）、四国、九州（まれ）。 ◎府内の分布記録区域　南丹地域、京都市域、山城地域。
生存に対する脅威	森林開発、土地造成、道路工事など。
必要な保全対策	工事や開発を行なう場合には、事前の生物調査を綿密にする。
その他	日本固有種

執筆者　田中徹

準絶滅危惧種