種子植物 ツツジ科
ベニドウダン
Enkianthus cernuus (Siebold et Zucc.) Makino f. rubens (Maxim.) Ohwi
                      | 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし | 
                  | 選定理由 | 生育地が限られ、個体数も少ない。  | 
                  
|---|---|
| 形態 | 山地にはえる落葉低木で、高さ2m、よく分枝する。葉は枝の先に集まって輪生状に互生し、縁に微細な鋸歯がある。5~6月、小枝の先から総状花序に花穂を垂らし、紅色で柄のある鐘状の花をひらく。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)146、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)133  | 
                  
| 分布 | 本州(関東南部から中部南部、福井県、近畿、広島県)、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、京都市域。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 森林伐採、造成工事、園芸用採集。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 森林伐採前に生物調査を実施する。園芸用に採集しないようモラルを高める。  | 
                  
| 特記事項 | シロドウダンの一品種で、各地でときどき栽培されている。『大江山草木誌』にサラサドウダンとともに記録があり、中丹地区にも産するとみられる。  | 
                  
| その他 | 日本固有品種  | 
                  
執筆者 高木俊夫、光田重幸
