種子植物 ヒガンバナ科
ナツズイセン
Lycoris × squamigera Maxim.
                      | 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 | 
                          
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| 2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C | 
                  | 選定理由 | 日本に栽培または野生していると考えられる植物で、府内では生育地が限られ、個体数(株数)が少ない。  | 
                  
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| 形態 | 多年草で、葉と花茎とは別にでる。葉は早春に出て初夏に枯れる。8~9月に花茎が立ち数個の淡紅紫色の花が横向きに開く。果実はできない。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)54、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)88  | 
                  
| 分布 | 本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域、山城地域。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 草地開発、土地造成など。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 栽培起原のものであると考えられるが、系統は施設で保存すべきである。  | 
                  
| 特記事項 | 近年の研究ではシュプレンゲリー種とロンギチューバ種(ともに中国産)との交雑種であるという。現在では栽培からの逸出を考える人が多い。  | 
                  
執筆者 田中徹、赤松富子
