種子植物 ラン科
オニノヤガラ
Gastrodia elata Blume
                      | 京都府カテゴリー | 準絶滅危惧種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 準絶滅危惧種 | 
| 選定理由 | 産地や個体数が少なくなっている。  | 
                  
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| 形態 | 山野の林中にはえる葉緑素をもたない腐生植物。花茎は高さ0.4~1m、黄褐色を帯び、まばらに膜質の鱗片を付ける。茎の上部に黄褐色の花が総状に多数付く。外花被3片は合着してつぼ状となり、口が3裂する。ナラタケ菌糸と共生する。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)204、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)26  | 
                  
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州、台湾、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 全地域。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 薬用採集、面白半分の抜き取り。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 珍しいからと抜いて持ち歩いたりすることをいましめる習慣を育てる以外に方法はないと思う。  | 
                  
| 特記事項 | 落葉樹林内や自然草地にはえ、群生することなく、個体数は少ない。地下に横に伏したイモ状の塊茎があり、中には単粒の澱粉がある。  | 
                  
執筆者 村田源、光田重幸
