種子植物 ラン科
ジガバチソウ
Liparis krameri Franch. et Sav.
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 準絶滅危惧種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C | 
                  | 選定理由 | 生育地や個体数が少なくなっており、近年は見かけることもまれである。  | 
                  
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| 形態 | やや乾いた明るい林内にはえる多年草。草丈10~20cm。葉は丸い偽球茎から出て、対生で2枚付く、葉身は広卵形、縁は波状。ややまばらな総状花序を出し、数個~10個前後の赤褐色の筋のある花を付ける。側花弁、唇弁とも先が尾状に伸びる。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ(平凡社)218、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ(保育社)51  | 
                  
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島。 ◎府内の分布記録区域 全地域。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 森林の暗化、園芸目的の採集。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 木々の適度な除伐、園芸用採集の自粛。  | 
                  
| 改訂の理由 | 痩せ地の明るい森林の尾根部に見られるものだが、遷移による暗化や園芸採集によって減少が著しい。  | 
                  
執筆者 村田源、光田重幸
