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種子植物 マメ科

ナンテンハギ(フタバハギ)

Vicia unijuga A. Braun
京都府カテゴリー

準絶滅危惧種 

2002年版 要注目種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし
近畿レッドデータブックカテゴリー なし

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選定理由

かつては府内の北部地域に多く見られるたが、シカの食害によってほとんど見られなくなっている。南部地域ではほぼ絶滅状態である。

形態

山野の林縁や林道傍にはえる多年草。茎は高さ30~60cm、直立ないし斜上し、稜がある。葉は互生し、2枚の小葉からなる羽状複葉。本来の3枚の小葉のうち、頂小葉は刺状に退化して残っている。小葉は長さ4~7cm、幅1.5~4cm。葉縁は全縁で有毛。葉柄はやや短く、基部には鋸歯のある托葉がある。6~10月に葉の脇から長さ2~4cmの総状花序を出し、長さ約1.5cmの紅紫色の蝶形の花を付ける。

◎参照 原色日本植物図鑑 草本編Ⅱ(保育社)106、日本の野生植物 草本Ⅱ(平凡社)198、近畿地方植物誌(大阪自然史センター)(16):No.1094、京都府草木誌(宗教法人大本)45頁

分布

北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸、サハリン(樺太)、シベリア東部。

◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域、南丹地域、京都市域、山城地域(相楽地区)。

生存に対する脅威

シカの食害、草地開発、土地造成、道路工事。

必要な保全対策

シカの防護柵を設置するのが望ましい。

改訂の理由

「選定理由」に同じ。

種子植物の文献一覧

執筆者 田中徹、澤田徹

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