種子植物 ツツジ科
アラゲナツハゼ
Vaccinium ciliatum Thunb.
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C | 
| 選定理由 | 生育地が局限され、個体数も少ない。周辺に幼木がなく憂慮される。  | 
                  
|---|---|
| 形態 | 幹の高さ2m内外の落葉低木。ナツハゼとくらべて、花序下の葉の下面に粗毛があり、花序と若枝は有毛。小梗の長さ3~4mm、花は白色(ナツハゼは赤褐色を帯びる)。 ◎参照 日本の野生植物 木本Ⅱ(平凡社)153、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)119  | 
                  
| 分布 | 本州(福井県以西の日本海側)、九州北部・東部。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 海岸開発、防風林の整備。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 現場に看板を設置するなどして、啓発活動が必要であろう。天橋立にあったたった1本が、保護地であるのに根元から伐採され失われた。関係機関への周知が必要である。  | 
                  
| 改訂の理由 | 稀少なものであるという認識がなく、切られたり森林が暗くなって枯れてゆく例が多い。幼木もほとんどなく、府内の現状は危機的である。  | 
                  
| その他 | 日本固有種  | 
                  
執筆者 高木俊夫、赤松富子
