種子植物 トチカガミ科
セトヤナギスブタ
Blyxa alternifolia (Miq.) Hartog
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 新規 | 
                          
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| 2002年版 | リスト外 | 
| 環境省カテゴリー | 絶滅危惧ⅠB類(EN) | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし | 
                  | 選定理由 | 全国的な稀少種で、2013年に新たに府内でも見つかったが、個体数はごく少ない。  | 
                  
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| 形態 | 水田などにはえる一年草。茎立ちするスブタのような外観で、ヤナギスブタより大きく、葉は長さ6~8cmに達する。種子は長さ1.8~2.51mm、まばらに低い突起がある。 ◎参照 日本水草図鑑(文一総合出版)24  | 
                  
| 分布 | 本州(中部以南)、四国、九州、沖縄県(情報のみ)、東南アジア。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 水質汚染、富栄養化、除草剤の使用。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 貧栄養気味の水田を維持し、除草剤を使用しないことが大切だが、現状では種子の凍結保存などが必要だろう。  | 
                  
| 改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。  | 
                  
| 特記事項 | 近畿では兵庫県や和歌山県で見つかっているが、ともに現状不明である。  | 
                  
執筆者 松岡成久、光田重幸
