種子植物種子植物 ツツジ科
ベニバナイチヤクソウ〈リスト外追加種〉
Pyrola asarifolia Michx. subsp. incarnata (DC.) A.E. Murray, Pyrola asarifolia Michx. var. purpurea (Bunge) Fernald, Pyrola incarnata (DC.) Fisch. ex Freyn
| 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 新規 |
|---|---|
| 2002年版 | リスト外 |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
| 選定理由 | 2010年代になって、府内ではじめて確認された。近畿でもほかに確認例はないと思われる。府内の分布は局所的で、個体数もわずかである。 |
|---|---|
| 形態 | 半寄生多年草で、花茎を含めた草丈15～25cm。葉は常緑で根際に2～5個付き、円形または円状楕円形で、長さ3～5cm、幅2～3.5cm。長い葉柄があり、縁には目立たない鋸歯がある。花は6～8月に咲き、花茎に8～12個付く。花冠は桃色で、直径約1.3cm。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ（平凡社）5、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ（保育社）237 |
| 分布 | 本州（中部以北）、北海道、朝鮮半島、中国大陸東北部、シベリア、サハリン（樺太）、アラスカ。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域。 |
| 生存に対する脅威 | 園芸採集、造成工事、踏みつけなど。 |
| 必要な保全対策 | 移植はほぼ不可能であり、現場をそのまま保存する以外にない。 |
| 改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
| 特記事項 | 半寄生植物であり、園芸栽培はきわめて難しい。 |
執筆者 光田重幸
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