種子植物 ゴマノハグサ科
サツキヒナノウスツボ
Scrophularia musashiensis Bonati
| 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 新規 |
|---|---|
| 2002年版 | リスト外 |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
| 選定理由 | 2002年版レッドデータブック発行以降に見出されたもの。数個体しかなく、京都府は本種の分布の西限にあたる。 |
|---|---|
| 形態 | 林縁や木陰にはえる多年草。ヒナノウスツボに似ているが、葉にはやや大きな欠刻があり、花は5~6月に咲く(ヒナノウスツボは夏以降)。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)100、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)154 |
| 分布 | 本州(栃木県から京都府) ◎府内の分布記録区域 丹後地域。 |
| 生存に対する脅威 | 森林の遷移。 |
| 必要な保全対策 | 生育地の除伐、栽培による繁殖や系統保存。 |
| 改訂の理由 | 2004年に府内であらたに自生が発見された。個体数は少なく、また樹林が覆いかぶさるように生育しており、生育環境も悪化している。 |
| その他 | 日本固有種 |
執筆者 光田重幸
