種子植物種子植物 ラン科
トキソウ
Pogonia japonica Rchb. f.
| 京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 新規 |
|---|---|
| 2002年版 | リスト外 |
| 環境省カテゴリー | 準絶滅危惧（NT） |
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | 絶滅危惧種C |
| 選定理由 | 昭和40年代以降、府内では自生地・個体数ともに急速に減っており、2002年版レッドデータブックにもれていたものの一つである。 |
|---|---|
| 形態 | 日当りのよい貧栄養な湿地にはえる多年草。根茎は横走し、細長い。茎は高さ10～30cm、基部に膜質の鱗片葉があり、通常葉は1個で中央に付き、披針形から線状長楕円形で、長さ4～10cm、幅7～12mm。葉の基部は細くなって翼状に茎に沿って流れ、鞘はつくらない。花は紅紫色で、花茎の頂端に単生。唇弁は萼片と同長、3裂する。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅰ（平凡社）205、原色日本植物図鑑 草本編Ⅲ（保育社）25、f. 17 |
| 分布 | 北海道、本州、四国、九州、千島、朝鮮半島、中国大陸。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、南丹地域（現状不明）、京都市域、山城地域。 |
| 生存に対する脅威 | 園芸採集、湿地の遷移・富栄養化。 |
| 必要な保全対策 | 園芸採集の自粛、湿地の草刈りや除伐。 |
| 改訂の理由 | 「選定理由」に同じ。 |
| 特記事項 | 山間の放棄田と山裾の間などに、ほそぼそと残っていることが多い。 |
執筆者 山本義則、光田重幸
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