種子植物 ゴマノハグサ科
ヒナノウスツボ(ヤマヒナノウスツボ)
Scrophularia duplicatoserrata (Miq.) Makino
                      | 京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 新規 | 
                          
|---|---|
| 2002年版 | リスト外 | 
| 環境省カテゴリー | なし | 
| 近畿レッドデータブックカテゴリー | なし | 
                  | 選定理由 | もともと府内では産地が局限されていたが、近年では見ることもまれになった。  | 
                  
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| 形態 | オオヒナノウスツボとくらべて、林内のややうす暗いところにもはえ、葉は膜質、葉縁の鋸歯は粗い。 ◎参照 日本の野生植物 草本Ⅲ(平凡社)100、原色日本植物図鑑 草本編Ⅰ(保育社)154、f. 50: 4  | 
                  
| 分布 | 本州、四国、九州。 ◎府内の分布記録区域 中丹地域、南丹地域、京都市域、乙訓地区。  | 
                  
| 生存に対する脅威 | 遷移の進行。シカの食害が関係しているかもしれない。  | 
                  
| 必要な保全対策 | 発見されれば、系統保存をする段階にあると思われる。  | 
                  
| 改訂の理由 | オオヒナノウスツボよりも薄暗い所に生えるものだが、あまりに暗くなると生育できない。森林の遷移が進み、生育に適さなくなった所が多く見られる。  | 
                  
| 特記事項 | 府内では、石灰岩・緑色岩地にはえる傾向がある。  | 
                  
| その他 | 日本固有種  | 
                  
執筆者 山本義則、光田重幸
