アキザキヤツシロラン（ヤツシロラン）

Gastrodia verrucosa Blume, Gastrodia confusa Honda et Tuyama

選定理由	秋から冬にしか地表に現れない腐生ランのため正確な個体数がつかみにくいが、府内では南部地域にかなりの個体数があり、いまのところ減る傾向はみられない。
形態	◎参照　日本の野生植物草本Ⅰ（平凡社）204、原色日本植物図鑑草本編Ⅲ（保育社）27
分布	本州（千葉県以西）、四国、九州、沖縄県（調査不充分）、朝鮮半島南部、タイ、マレーシア。 ◎府内の分布記録区域　南丹地域、京都市域、乙訓地区、山城地域。
改訂の理由	個体数は多いと見られるが、自生地は局在している。地表に現れない期間が長いため、踏みつけなどを避ける注意が必要である。
特記事項	府内では、南部の竹林を中心に自生がみられる。多年草ではあるが、一度果実を付けると衰弱するのか、翌年は地表に現れないようである。

執筆者　光田重幸

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