昆虫類鞘翅（コウチュウ）目 ゴミムシダマシ科
オオダイマグソコガネダマシ
Bolitotrogus ohdaiensis Miyatake, 1964
| 京都府カテゴリー | 絶滅寸前種 |
|---|---|
| 2002年版 | 絶滅寸前種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 選定理由 | 希少種。非常に特徴のある種で、きわめて珍しく、産地は局限される。京都府の産地は分布の北限である。 |
|---|---|
| 形態 | 原色日本甲虫図鑑（Ⅲ）（保育社 1985）PL. 50、No. 26を参照。オスは複眼前に小瘤状隆起、頭楯に平行な2直立状短突起がある。 |
| 分布 | 本州、九州、トカラ列島（宝島）。 ◎府内の分布区域 北桑田郡美山町芦生:塚本ほか（1993）。 |
| 生態的特性 | ミズナラ朽ち木上やキノコ（説田 1993）で採れている。 |
| 生息地の現状 | 芦生の森はこれまでは京都大学の研究林としてよく保全されてきた。 |
| 生存に対する脅威 | 大学の手を離れた今後、ダム建設など芦生地区の開発が大きな問題となる。 |
| 必要な保全対策 | 芦生地区の自然環境を保全することが唯一の方策である。 |
| その他 | 日本固有種 |
文献 塚本ほか（1993）
執筆者 水野弘造、高橋敞
.gif)