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直翅(バッタ)目 バッタ科

ヤマトマダラバッタ(ヤマトバッタ)

Epacromius japonicus (Shiraki, 1910)
京都府カテゴリー

絶滅危惧種

2002年版 絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー なし
ヤマトマダラバッタ

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選定理由

良好な海浜環境に生息する。近畿地方での産地は局限され、絶滅が危惧される。

形態

体長29.0~38.0mm。中型のバッタ類。体色は灰色~淡灰褐色で、黒色紋を有する。カワラバッタの後翅には黒色の横帯があるが、本種にはない。

分布

本州、四国、九州、南西諸島。

◎府内の分布区域 京丹後市網野町、久美浜町、丹後町の海浜に分布。

生態的特性

良好に発達する海浜植生に生息。

生息地の現状

近畿地方有数の海浜植生帯が成立し、多くの海浜生物が生息する貴重な環境。やや荒廃している地域はあるものの、全体としては良好な状態である。2013年の調査でも生息が確かめられた。

生存に対する脅威

海浜開発(埋立て、護岸堤、客土、養浜工事など)による生息地の減少・分断の他、オフロード車による撹乱。

必要な保全対策

海浜環境の保全。箱石海岸については、開発制限が講じられている。オフロード車の侵入も制限されているが、一部で無断侵入が見られるので、より厳重な制限が必要。また、砂浜後背の海浜植生の保護を積極的に進めることが望ましい。

文献 市川(2001)、ばったりぎす編集部(1999)、朝比奈ほか(監)(1965)

執筆者 藤井伸二(補筆:中尾史郎)

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