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鞘翅(コウチュウ)目 ゲンゴロウ科

マルガタゲンゴロウ

Graphoderus adamsii (Clark, 1864)
京都府カテゴリー

絶滅危惧種

2002年版 絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類(VU)
マルガタゲンゴロウ

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選定理由

低地~丘陵地帯の水域に生息する中型のゲンゴロウであるが、生息地が限定され個体数も少ない。府内の生息地も減少の一途をたどっている。

形態

原色日本甲虫図鑑(Ⅱ)(保育社 1985)PL. 35、No. 20、図説日本のゲンゴロウ(環境科学㈱ 1993)No. 104を参照。体長12.0~14.5mm。黄褐色で、頭頂、後頭部、前胸背の前後両縁、小盾板、上翅の周縁は黒色。体下面、肢は赤褐色。前胸と上翅の表面には細かく密な点刻を有する。オスの前?節の基部3節は広がり、吸盤状となる。

分布

北海道、本州、四国、九州。国外では朝鮮半島、中国大陸。

◎府内の分布区域 京丹後市弥栄町、久美浜町、舞鶴市、福知山市、南丹市美山町、京都市、宇治市。

生態的特性

平地~丘陵地帯の池沼に生息する。

生息地の現状

京都市内や南丹市美山町での古い記録があるが、最近では京丹後市弥栄町、久美浜町、舞鶴市など北部地域で採集例があるだけである。

生存に対する脅威

生息地の池沼の消滅、護岸工事、農薬の流入などによる水質汚染。

文献 森、北山(1993)

執筆者 芦田久

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