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膜翅(ハチ)目 ミツバチ科

ルリモンハナバチ

Thyreus decorus (Smith, 1854)
京都府カテゴリー

絶滅危惧種

2002年版 絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー 情報不足(DD)
ルリモンハナバチ

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選定理由

1970年代に京都市内で記録されたのみで2013年まで報告がなかったきわめて珍しい種である。しかし、2014年になって京都市と京丹後市で2例の目撃情報があった。本種の生息環境が好転したのかもしれないが、目立つ種であるにも関わらずまだ2例のみの情報であるので今後の動向を見守りたい。

形態

体長13.0~14.0mm。体は黒色で、青緑色の分枝した毛からなる斑紋がある。腹部の横帯は中央部で切断される。翅は基部を除いて褐色に曇る。

分布

本州、四国、九州、朝鮮半島、中国大陸、台湾に分布。

◎府内の分布区域 京都市、京丹後市。

生態的特性

夏~秋にかけて出現。コシブトハナバチ属Amegillaなどの巣に労働寄生することが知られているが、詳細は不明である。

生息地の現状

おそらくスジボソコシブトハナバチを寄主とすると考えられている。寄主の減少は本種の生息に重大な影響を与えると考えられる。

必要な保全対策

生息の現況などほとんどわかっていないが、寄主のコシブトハナバチ類などの現況との関連で、生息状況を精査する必要がある。

文献 岩田(1975d)

執筆者 遠藤彰(補筆:松本吏樹郎)

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