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京都府レッドデータブック2015

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蜻蛉(トンボ)目 イトトンボ科

ベニイトトンボ

Ceriagrion nipponicum Asahina, 1967
京都府カテゴリー

準絶滅危惧種

2002年版 準絶滅危惧種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー 準絶滅危惧(NT)
ベニイトトンボ

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選定理由

府内では産地が少ないため。

形態

腹長はオスが27.0~31.0mm、メスが29.0~33.0mm。後翅長はオスが18.0~20.0mm、メスが20.0~23.0mm。オスは全身が朱赤色、メスはくすんだ橙褐色。

◎近似種との区別 リュウキュウベニイトトンボとよく似ているが、本種の方が赤みが強い。

分布

本州、四国、九州に局地的に分布する。

◎府内の分布区域 北部地域、南部地域。舞鶴市や京都市、宇治市の記録がある。

◎近似種との比較 リュウキュウベニイトトンボは九州以南に分布し、京都府には分布しない。

生態的特性

平地や丘陵地の、樹木に囲まれた、水草のよく茂った古い池や沼に生息し、キイトトンボと混生していることが多いが、本種の分布はかなり限定される。成虫は6月頃羽化し、10月まで見られる。

生息地の現状

本種の生息に適した植物が多い池沼は少なくなっている。

生存に対する脅威

開発によって生息地の池沼がなくなることが最も危惧される。

必要な保全対策

生息している池沼の水質や周辺の環境を保全していく必要がある。

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