直翅(バッタ)目 マツムシ科
クチキコオロギ
Duolandrevus ivani (Gorochov, 1988)
| 京都府カテゴリー | 要注目種 |
|---|---|
| 2002年版 | 要注目種 2002年版を参照する |
| 環境省カテゴリー | なし |
| 選定理由 | 照葉樹林の環境を指標する。若狭湾周辺の照葉樹林に見られ、冠島では多産する。 |
|---|---|
| 形態 | 体長24.0~43.0mm。大型のコオロギ。体は上下に扁平。前翅は短く、腹部の2分の1以下。体色は黒褐色で、光沢がある。本州には、近似種は産しない。 |
| 分布 | 本州、四国、九州、南西諸島、伊豆諸島。 ◎府内の分布区域 府内では、舞鶴市、宮津市に分布。 |
| 生態的特性 | 海岸の照葉樹林に生息。大径木の多い安定した環境を好む。 |
| 生息地の現状 | 舞鶴市の生息地の現状は良好。 |
| 生存に対する脅威 | 樹林の伐採。 |
| 必要な保全対策 | 海岸のシイ・タブ林の伐採制限が必要。 |
文献 市川(2001)、ばったりぎす編集部(1999)、伊藤ほか(編)(1977)、Gorochov(1988)
執筆者 藤井伸二(補筆:中尾史郎)
