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京都府レッドデータブック2015

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オオミズ博士

レッドデータクイズ

上級編

Q6

なぜ今、多くの生き物が地球上から絶滅するのでしょうか?

  1. 人間が生き物のすみかをこわしたり、つかまえてペットやかざりにするから。
  2. 大型の強い動物が小さな生き物を食べてしまうから。
  3. 宇宙からいん石が降ってきて、環境が変わってしまうから。
Q7 クリックすると答えが表示されます。
答え (1)人間が生き物のすみかをこわしたり、つかまえてペットやかざりにするため
大昔、恐竜が地球の環境の変化についていけずに絶滅したように、生き物が絶滅するのは自然状態でもあることです。しかし、いま問題になっているのは、私たち人間の活動が原因で、自然に絶滅する速さの1,000倍から10,000倍の速さでたくさんの種類の生き物が地球上から失われていることです。そのおもな原因が、生き物のすみかをこわす開発(かいはつ)や森林伐採(しんりんばっさい)、ペットや製品にするためのらん獲といわれています。

Q8

このまま生き物が絶滅すると、身近な自然はどうなると予想されているのでしょうか?

  1. 別の新しい種類の生き物がどんどん生まれるので、自然が豊かになる。
  2. 生き物間のつながりやバランスがこわれて、自然の豊かさが失われる。
  3. 何もおこらない。
右矢印 クリックすると答えが表示されます。
答え (2)生き物間のつながりやバランスがこわれて、自然の豊かさが失われていく。
地球上にはたくさんの種類の生きものがいますが、これらひとつひとつの生きものは、他の生きものと複雑なつながりをもって生きています。エサとなる植物や小型の生きものが絶滅したために、それを食べる大型の生きものも絶滅してしまうことはよくあることです。生きものが絶滅すると、自然のバランスがこわれて、私たち人間が生きてゆくのに必要な身近な自然そのものが失われることにもつながります。

Q8

国と国との約束を「条約(じょうやく)」といいますが、『ワシントン条約』の正しい説明はどれでしょうか?

  1. サクラの木をきらないことを約束した国際的な取り決め
  2. アメリカに行くときにまもらなくてはいけない国際的な取り決め
  3. 絶滅のおそれのある動植物をまもるための国際的な取り決め
右矢印 クリックすると答えが表示されます。
答え (3)絶滅のおそれのある動植物をまもるための国際的な取り決め
ゾウやトラなどの動物、ランなどの植物が絶滅してしまう大きな原因として、象牙の加工品やはく製、薬、ペット、園芸などのためのらん獲や密猟が世界的な問題となっています。そのため、国際的な取引を規制することにより、原産国での捕獲や採取をとめて野生動植物を絶滅からまもろうとする取り決めが「ワシントン条約」です。 正式名は、「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」ですが、1973 年にアメリカのワシントンで会議が行われたことから、一般的には「ワシントン条約」と呼ばれています。

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ワシントン条約のシンボルマーク 。条約の英語名の頭文字を取って「CITES(サイテス)」 と呼ばれています。

Q9

ブラックバスなどの外来魚(外国など他の地域から持ってきて放された魚)が、川や池の自然に与える影響とは?

  1. いろいろな外来魚を放すと、川や池の魚の種類がどんどん増える。
  2. 外来魚が他の魚や水生昆虫を食べるので、絶滅が進んで川や池の生き物の種類が減ってしまう。
  3. 何も影響をあたえない。
右矢印 クリックすると答えが表示されます。
答え (2)外来魚が他の魚や水生昆虫を食べるので、絶滅が進んで川や池の生き物の種類が減ってしまう。
ブラックバスやブルーギルなどの外来魚がふえると、その川や池に昔からいた魚の卵や稚魚(ちぎょ)、水生昆虫(すいせいこんちゅう)などを食べて絶滅させてしまったりするため、生き物の種類は減ってしまうといわれています。外来魚の多くは、ペットブーム、釣りブームで各地の川や湖に放流されたためと考えられています。

ブラックバス
ブラックバス(オオクチバス)(特定外来生物)

ブルーギル
ブルーギル(特定外来生物)

お問い合わせ先:京都府環境部自然環境保全課
TEL:075-414-4706 FAX:075-414-4705
E-Mail:[email protected]
〒602-8570 京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

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