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京阪奈丘陵 けいはんなきゅうりょう
概要図

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類 河川地形
細分 丘陵
地域 相楽郡精華町、京田辺市



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 消滅危惧


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 多数存在するが典型的な形態を示し、保存が望ましい地形。地域において生活と密着した存在であるものやランドマークとして親しまれている地形。
概要 一般に丘陵は、山地と低地・台地の中間的な地形的特徴を持つ。すなわち、平均標高は周辺の山地よりは低いが低地・台地よりも高く、地形の起伏は前者よりも小さく、後者よりも大きい。低地・台地は平坦な地形原面を有しているが、丘陵にはそのような平坦面が存在しない。しかし、山地にみられる侵食小起伏面と比べると、著しい定高性を示す背面を有することが多い。これは、丘陵が、中部更新統の堆積原面に近い構造を残していることに由来する。したがって丘陵地の多くは、低地・台地を構成する中部・上部更新統〜完新統に近接した、それよりは古い時代の地層から構成される場合が多い。京阪奈丘陵は、主に中下部更新統の大阪層群から成る丘陵である。京阪奈丘陵の大阪層群は、主として礫・砂・シルト・粘土層から成り、層厚300m以上に及ぶ。また、Ma1、Ma2、Ma5、Ma6、Ma8という5枚の海成粘土層と14層以上の火山灰層を挟在している。火山灰層の中には、更新世初期の約160万年前に降下堆積した福田火山灰層も発見されている(三田村、1992;市原編1993)。京阪奈丘陵の大阪層群は、北東〜南西あるいは南北方向に軸を持つ撓曲(一部断層)によって複雑な変形を被っているが、この変形をもたらした運動と第四紀後期の地殻変動との関係には未解明な部分もある。京阪奈丘陵では、いわゆる里山的自然もわずかに残されてはいるものの、宅地造成や道路建設などの開発が盛んで、近年の地形改変は著しい。このような改変によって作られた盛土地や切土地では、人工改変後のがけ崩れ等の危険性が高くなる場合がある。したがって、今後の土地利用にあたっては、自然環境の保全とその土地の地形特性に対する十分な配慮が払われる必要がある。

文献:三田村(1992) 市原(1993) 
執筆者:高田 将志
写真
5万分の1 奈良、大阪東北部
写真
京田辺市 京阪奈丘陵と甘南備山の孤立丘
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