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阿蘇海 あそかい
概要図

+ 基礎データ +

項目の解説.....
分類 海岸地形
細分 潟湖
地域 宮津市、与謝郡岩滝町



+ カテゴリー +

(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
京都府カテゴリー 要注意


+ 詳細 +

項目の解説.....
選定理由 京都府の自然を代表する典型的かつ貴重な地形。地域において生活と密着した存在であるものやランドマークとして親しまれている地形。
概要 阿蘇海はかつて宮津湾の一部であったが、天橋立砂州の成長により湾と隔絶された面積約5km2の潟湖(ラグーン)である。北岸は山田断層崖下に発達する複合扇状地と接する。西より野田川が流入し、低平なデルタ(三角州)を形成している。このデルタに隣接して須津の前方には金属会社の埋立地がある。阿蘇海の海底は平坦で、西から東へゆるく傾斜している。天橋立の西側0.5〜1.0kmのところに最深部があり、水深マイナス13mである。また、砂州の基部は宮津湾の水深約20m付近の海底から立ち上がっており、8〜9千年前の海水面上昇の停滞期に形成が始まった可能性を示す。阿蘇海は日本の他の潟湖とくらべて、面積に対する最大水深や平均水深が大きい。天橋立砂州の西側には幅約50mの湖棚が見られ、砂と砂礫により構成されている。湖棚は湖岸に沿って広がる緩傾斜の棚状の地形である。北岸の大橋川と三田川の河口の間及び天橋立砂州の南部には湖棚より一段低い湖底段丘が認められ、その前縁傾斜変換部の深度は水深約3.5m付近にある。これは2000〜3000年前の低海面期に対応して形成された可能性が高い。ラグーン化した阿蘇海では生活廃水や工場廃水などにより水質は悪化しており、名産キンタルイワシなどの漁獲量は低下し続けている。また、海水の垂直循環も悪い。野田川河口両岸付近では埋め立てにより、従来の海岸線は人工的に改変させられているところが多い。
関係法令 自然公園法(若狭湾国定公園)

文献:平井(1994) 植村(1994) 植村(2000) 
執筆者:山脇 正資
写真
5万分の1 宮津
写真
阿蘇海および天橋立の空中写真
写真
阿蘇海と背後の山田断層崖
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